網膜症の末期的段階に、ときに発病する血管新生緑内障は、糖尿病網膜症が原因となった場合、一般にいう緑内障とは違ったプロセスで発病します。糖尿病網膜症が重症になると、虹彩というカメラの絞りにあたる役割をする部分に、新生血管という正常では存在しない血管ができます。虹彩の周囲は、目の中を潤すよう常に水が流れる構造になっているのですが、この新生血管のために水の出口である隅角がつまってしまいます。このため、目の中の圧力(眼圧)が高くなり、視神経が圧迫されて視力が低下し、ついには失明してしまいます。
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- 2006/06/02(金) 15:25:06|
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糖尿病による白内障は、体内に糖分が増えるため、カメラのレンズにあたる水晶体に糖分が蓄積され、白く濁ってくるものです。一般に、白内障のほとんどが加齢白内障ですが、糖尿病がある場合は早めに白内障がでてきます。多くは水晶体を取り出して、プラスチック製の眼内レンズを入れることでよくなりまずか、重症の場合には、この手術さえできなることもあります。
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- 2006/06/02(金) 15:24:43|
- 糖尿病
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網膜症とは、カメラのフィルムの役目をする網膜が傷んでしまった結果起こります。網膜は、光や色を感じ、それを脳に伝える役割をもっていますが、そこには細かい血管(細小血管)が無数に張り巡らさせています。糖尿病では、血液が高血糖のため糖分を多く含み、粘性が強いため、この細小血管をつまらせたり、血管壁に負担をかけ、細小血管症を起こします。そのため、網膜の酸素や栄養が不足してしまい、眼底出血や硝子体出血などの症状を示す網膜症が起こります。
網膜症は進行過程にしたがって、単純網膜症、前増殖網膜症、増殖網膜症の3段階に分けられます(詳しくは「糖尿病網膜症の進行過程」の項で解説します)。
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- 2006/06/02(金) 15:24:18|
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糖尿病による目の病気、特に糖尿病網膜症の怖さは、目が痛い、かゆい、かすむといった自覚症状がないまま進むことです。
そして、ある日突然、「目の中に煙のすすがたまったようだ」、「真っ赤なカーテンがかすんで見える」――などといった訴えで、眼科を訪ねることになります。しかし、そのころには、病気はもうどうしようもないところまで進んでいて、失明を余儀なくされることも覚悟しなくてはなりません。
糖尿病網膜症のために、失明しないまでも、社会生活全体に支障をきたし、視覚障害の認定を受け、社会福祉の対象者になている人は、視覚障害者の約5分の1、年間 3,000人にも及びます。
このような人たちは、青壮年期――いわゆる働き盛りに突然視力を失うことになるため、ハンディキャップを受容することがなかなかできず、社会復帰のためのリハビリテーションが思うように進まないのが現状です。そして、その分、生活を援助する家族への負担も大きくなっているのです。
糖尿病網膜症は、糖尿病になってから、血糖コントロールを十分しないまま放置していると、7、8年から10年がたつうちに、合併症として、じわりじわりと発症することがわかっています。
東京女子医科大学糖尿病センターが行っている調査では、通院加療中の 2,300人(2型糖尿病のみ)のうち、37パーセントに糖尿病網膜症がみられました。そのうちの、約17パーセントは、単純網膜症といって、血糖コントロールをきちんとするだけで食い止められますが、残りの20パーセントは、失明の危険が迫っているといってもおおげさではありません。また、厚生労働省の統計では、糖尿病発病から25年を経過するころには、実に80パーセントを超える人たちが網膜症を合併しています。
網膜症の進行具合は人によって違いますが、比較的若い40〜50歳以下の糖尿病の人は進行が早いので、十分に注意を要します。
- 2006/06/02(金) 15:23:42|
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糖尿病は最近では著しく増加して、1998年3月に厚生省も690万人と推定しました。
現在40才以上の10人に1人は糖尿病であり、糖尿病予備群はそれ以上と言われています。
ところで、日本人の糖尿病患者第1号はどなたかご存じですか?今から1000年以上も昔、「此の世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」と繁栄を謳歌した時の権力者 藤原道長 であるといわれています。
もともと日本人は糖尿病とはあまり縁のない民族でした。それなのに、近年糖尿病が急激な勢いで増加してきたのはなぜでしょう。遺伝子が突然変異をおこしたのでしょうか。
いいえ、それは違います。私達の生活が変化したことが原因です。糖尿病は運動不足やエネルギーの摂り過ぎによる肥満と深い関連があります。現代の私達の生活は以前に比べ豊かになり、御馳走を食べ、自動車の普及により歩かなくなり、労働も機械化されました。平安時代の貴族たちよりもっと贅沢な暮らしをしている方が多くなりました。
つまり、私達は糖尿病になりやすい環境におかれています。
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- 2006/06/02(金) 15:18:06|
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・糖尿病性網膜症
失明する原因の第1位。高血糖によって網膜の毛細血管が詰ったり脆くなり、毛細血管からの出血により失明する病気。
・糖尿病性腎症
98年より、人工透析を受ける原因の第1位。高血糖により、腎臓の糸球体が障害を受け、血液の濾過・浄化機能が働かなくなり、最終的には人工透析を受けることになる。
※人工透析:血液を濾過して不純物を尿という形にするのが腎臓の機能。これを機械によって行うのが人工透析。透析患者は、通常、1日おきに4時間の人工透析を受けることになる。
・糖尿病性壊疽(えそ):足切断
糖尿病になると、高血糖のために、足や手などの末梢の血管が詰ったり、神経が侵されるために、手足の感覚が麻痺したり、感染に対する抵抗力が弱まる。この状態の時、手足に小さな傷などを受けると、[1] 細菌に感染しやすい [2] 傷を受けたことに気づかず放置 などの原因で、組織が腐る。(←壊疽)これが進むと足の切断などの事態に陥る。
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- 2006/06/02(金) 15:17:24|
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糖尿病になる原因は、最近の研究では
[1] インスリンの不足(体質的なもの)
[2] インスリンの効き目の低下(肥満など生活習慣によるもの)
この2つが重なった時に初めて発症するとされています。
[1] は特に家系に糖尿病の人がいる人は可能性が高くなります。[2] については肥満以外に過食や運動不足もその原因となります。
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- 2006/06/02(金) 15:16:05|
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1型糖尿病
膵臓のβ細胞というインスリンを作る細胞が破壊され、からだの中のインスリンの量が絶対的に足りなくなって起こる。子供のうちに始まることが多く、以前は小児糖尿病とか、インスリン依存型糖尿病と呼ばれていた。
2型糖尿病
インスリンの出る量が少なくなって起こるものと、肝臓や筋肉などの細胞がインスリン作用をあまり感じなくなる(インスリンの働きが悪い)ために、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こるものがある。食事や運動などの生活習慣が関係している場合が多い。わが国の糖尿病の95%以上はこのタイプ。
遺伝子の異常やほかの病気が原因となるもの
遺伝子の異常や肝臓や膵臓の病気、感染症、免疫の異常などのほかの病気が原因となって、糖尿病が引き起こされるもの。薬剤が原因となる場合もある。
妊娠糖尿病
妊娠中に発見された糖尿病。新生児に合併症が出ることもある。
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- 2006/06/02(金) 15:14:22|
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